【赤瀬川原平の格言&名言集】前衛美術家の心に響く言葉たち

 

赤瀬川 原平(あかせがわ げんぺい)

1937年3月27日 ~ 2014年10月26日

 

 

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赤瀬川原平のプロフィール

赤瀬川 原平は、日本の前衛美術家、随筆家、作家です。
本名は赤瀬川克彦(あかせがわ かつひこ)で、純文学作家としては尾辻 克彦(おつじ かつひこ)というペンネームでも活動しました。

 

神奈川県横浜市中区本牧町生まれ。
愛知県立旭丘高等学校美術科卒業。
武蔵野美術学校(現武蔵野美術大学)油絵学科中退。

2006年4月より、武蔵野美術大学日本画学科の客員教授を務めていました。

 

兄は直木賞作家の赤瀬川隼、姉の赤瀬川晴子は帽子作家として活躍しています。

また、外交官の西春彦は父のいとこにあたり、姪(隼の長女)は『人麻呂の暗号』の著者である藤村由加の一人です。

 

超芸術トマソン(ちょうげいじゅつトマソン)

トマソンとは、赤瀬川原平らの発見による芸術上の概念です。まるで展示するかのように美しく保存されている無用の長物を指します。

 

存在がまるで芸術のようでありながら、その役に立たなさ(非実用性]において芸術よりももっと芸術らしい物を「超芸術」と呼び、その中でも不動産に属するものをトマソンと呼びます。

 

トマソンの語源は、読売ジャイアンツ元選手のゲーリー・トマソンに由来します。

 

トマソンは、元大リーガーとして移籍後1年目はそこそこの活躍を見せたものの、2年目は全くの不発であるにもかかわらず四番打者の位置に据えられ続けました。

 

空振りを見せるために四番に据えられ続けているかのようなその姿が、ちょうど「不動産に付着して(あたかも芸術のように)美しく保存された無用の長物」という概念を指し示すのにぴったりだったため、名称として採用されました。

引用元:Wikipedia 一部編集

 

 

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赤瀬川原平の格言&名言集

例えを言って、それが即、通じるというのは、お互いに共通するものをもっているということ。

感性が近い人とは、そんなものですよね。

『自分の謎』で言っているような、自分への不思議な感覚というのはみんなもっているはずだけど、ほかの遊びに忙しくなって、どんどん忘れていっちゃう。
でもその感覚ってどこかには残ってるんですね。

 

普段は用途だけで見ているからわかんないんだけど、そのものだけをいきなり切り取って見たら、結構すごいものがいっぱいあります。

先入観を捨て、視点を変えて見てみると、意外な発見があります。

美術館はちょっとまとまり過ぎてる感じで、博物館的な世界には思わぬものがあるんだよね。

機械的に創り出されたものより、恣意的なものの方が見ていて楽しかったりします。

だいたい世の中にある「もの」って用件のあるものですよね。
でも、単に「もの」を道具としてみるのではなくて、ものの見方の楽しさを感じて欲しいと思います。
こういうのってフィールドワークなんです。

 

人は、若くても年をとっても、絶えず成長したり変化したりしていますよね。
固定したものはないんですね。
だから、今、面白くないものは、あえて見ることもないなっていう気もします。

 

 

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絶対に言えるのは、時間が経つとワインと同じで良くなるんです。
少々の時間じゃだめだけどね、100年後とかね。
何でもない写真でも100年経ったらすごく良く感じるんですよ。

モノ自体に深みが出るのか、見る者の感性や環境が変わるのか・・・。

やっぱりその時(写真を撮った時)に「良い」と気が付くのは感覚というか、その時の感受性ですからね。
それがないとゴミはゴミのままなんですね。
実際にゴミだったのかも知れないし、わからないですよね。
写真は固定されたものではないっていうのを実感しますね。

 

人間はコンピュータとは違って揺れ動いてますよね。
だから、すべてのものを何かの思い入れを持って見ているんですね。
なので、その時々によって違って見えてくることがあるんでしょうね。

 

ダサいんですね。言葉を入れすぎると説明になっちゃって、言葉も写真もつまらないものになってしまうんです。

分かる気がします・・・。

被写体に最初に出会った時の写真が一番良いんですね。
うまく撮ろうとたくらんだ写真は、素直な力がなくなる。

 

悪貨は良貨を駆逐するという原理と同じで、形式は実質を駆逐する。

価値のあるものは誰でも手元に置いておきたい・・・。
だから価値の無いものばかりが市場に流通するわけですね。
つまり、形式ばかりにとらわれると、実質を見失う、ということなのかな?

盗作は情けない。

 

 

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